戦後の日本に於いては、高度経済成長の発展とともに大量生産・大量消費の時代に突入し、日本人の生活様式も変化をしてきましたが、他方では、大量消費社会を背景とした公害問題や環境問題が社会問題化され、物質的な豊かさが実現する一方で国民の間では、心の豊かさを求める関心も高まりました。世界の国を見渡せば、多くの国が発展途上国であり、最低限の生活からの脱却を果たすべく、資源やエネルギーの消費に歯止めをかけるのは困難と思われます。私たち先進国と発展途上国の人々が持続可能な社会を構築していくためには、技術革新を通じて、資源やエネルギーの使用を抑制していく取組みが必要であります。政府も2021年10月に第6次エネルギー基本計画を定め、再生可能エネルギー技術や脱炭素技術など、日本が保有する高い技術力を活用し、産業エネルギー効率を高める骨子が示されております。そして、持続可能な社会の実現には、自己の利益だけを追求しない取組みも重要かと思います。
私たちが取り扱う空調・衛生設備機器は、最適な省エネ設備機器を導入しても、時間とともに能力が減少すると同時にエネルギーコストが上昇していきます。私たちは、機器能力の減少を抑制するために日々メンテナンスを行い、お客様の快適な職場環境を創業以来、提供し続けております。メンテナンスという言葉には、「維持」、「持続」をもった意味があり、サステナビリティの考え方をそのまま体現しているといっても過言ではありません。また、省エネの実現は、環境負荷の低減にも繋がっており、当社の事業活動は、社会全体の価値向上の一翼を担っているともいえます。そして、当社の社員は、人々の生活を支えるために必要不可欠な人財であります。
東テクグループの企業理念である「こころ豊かな快適環境を創造します。」という、理念経営を実践するにあたり、当社の持つマテリアリティ(重要課題)を「コア・コンピタンスの強化」、「サステナブルな構築の実現」、「未来社会の貢献」、「多様な人財の推進、エンゲージメントの向上」、「パートナーシップの構築・推進」の5つを挙げました。これら5つのマテリアリティ(重要課題)を把握し、社会からの要望を十分に見定め、ステークホルダーの皆さまに還元するとともに、「社員全員が当社に入社してよかった」、と感じられる施策を構築していくために、2024年10月1日付で、サステナビリティ推進室を設置致しました。今後は、サステナビリティ推進室が率先して、私たちの生き方や会社の存在意義に繋げ、ステークホルダーの皆様に信頼される存在を目指すと同時に社会の発展に寄与してまいります。